三ツ星レストランも顔負けのおすすめ登山飯

登山計画

素晴らしく雄大な山の景色を眺めながら食べる登山飯って三ツ星レストラン並みに美味しい。しかし持っていく食材も限られるなどの制約もあるし、過酷な運動をしているにも関わらず栄養が偏りがちです。美味しくて栄養にも優れるお気に入り登山飯を挙げてみます。

素晴らしく雄大な山の景色
素晴らしく雄大な山の景色

登山飯の厳しい制約

グランピングやオートキャンプなどでは生肉やダッチオーブンが使用されたりとオシャレですが、3000メートル級の山には腐るような生肉を持っていくことはできませんし、ただでさえもテントやシュラフなどで重い荷物にダッチオーブンを加えることはできません。登山飯にはどういった制約があるのでしょうか。

登山飯
登山飯

腐りにくいもの

山の頂付近では涼しいとはいえ、生ものは持っていけません。要冷蔵、要冷凍と書いてあるものは避けた方がよさそうです。ただし、極寒の冬山では予め熱を通して油で固めるなど工夫して持っていくこともあります。

軽量のもの

瓶詰や缶詰などは日持ちがして使い勝手はよいものの、そんなものばかりでは荷物が相当重たくなってしまいます。また調理器具も最低限の軽量なもので調理できるものがいいです。

使う水の量が目的地にあっているもの

パスタやうどんなどの麺類も美味しいのですが、茹でるには多くの水が要ります。テント場に水場がない場合には一番近い水場から水を持って上がらなければなりませんが、そういうときに麺類の献立だと茹でる水も一緒に持って上がらなければなりません。水が乏しいところでは使う水も考えて登山飯を考えたいです。

夕ご飯は翌朝の献立も考慮

夕ご飯にお米を炊くと、翌朝の雑炊にしたり、登山途中のおにぎりとして持ち歩くこともできます。朝の支度が早くなるように、次の献立も考えると登山行程もスムーズになります。

お米の献立3選

乾いた状態で持っていけるお米は軽いし日持ちもするので本当に登山飯に向いています。予定外の天候や体調に見舞われて登山が長引いたときのための予備食材として少し多めに持っていくようにしています。そんなお米を使った評判の良い登山飯をご紹介。

乾物ご飯

乾物豆は腐らないのでとても便利。さらに登山の献立では不足しがちなたんぱく質が多く含まれるなど栄養価も優れています。豆は大豆でも黒豆でも緑豆でもひよこ豆でもなんでもいいので、お好きな豆を選んでください。使い方はお米と混ぜて炊くだけ。豆も含めた水分に調整して炊きます。雑穀米の素を使っても良いでしょう。食べる前に塩やゴマ、塩昆布などを振って食べるとさらに美味しいです。醤油味を付けて炊いても。

豆だけでなく汁ごとツナを混ぜても美味しいです。ツナは缶詰で持っていくと荷物が重くなるので袋パックのものを選びます。また、スルメや乾燥ホタテ、刻んだ切り干し大根を混ぜて一緒に炊いても美味しいです。

乾物カレー

高野豆腐、干しシイタケ、乾物豆を戻してコンソメスープで煮たあと、カレー粉を入れてルーをつくります。カレールーにはわたしは粉状のものを使いますが、こってりしたのが好きな方はカレールーでも美味しいです。高野豆腐や豆類はたんぱく源として栄養にもよいですし、カレーにも合います。高野豆腐は山に持っていくときにはカットしてあるものを。

菜飯ご飯

乾燥の大根菜やふりかけを使っても良いですし、大根の葉やシソの葉を乾燥させても良いです。炊いたご飯に混ぜて使います。サクラエビやカリカリ梅、鰹節などを混ぜても美味しいです。

おかずの献立3選

麻婆○○

麻婆の素をつかった献立は味も濃いので食事のすすむ一品になります。麻婆春雨でもよいですし、麻婆の素に、戻した高野豆腐や春雨、刻んだキャベツを足してもとても美味しいです。

トマト煮込み

常温で持ち運べるサラミや乾燥豆をもどしてトマトで煮こみます。味付けはガーリックバウダーやコンソメを使って好みの味にします。トマトの水煮は缶詰だと重いので、紙パックにはいったものを選びます。ピリッと唐辛子を利かせればチリビーンズ風になります。袋パックに入ったオリーブを入れても美味しいです。

ツナ炒め

ツナと野菜の炒め物です。野菜はキャベツ、ピーマン、ニンジンなどがよいです。キノコを持っていく場合には予め石づきをとって窒素を充填してあるものが腐りにくくておススメです。醤油を少したらしても美味しいですし、塩コショウでも美味しいです。さきほどと同じく、ツナは缶詰で持っていくと荷物が重くなるので袋パックのものを選びます。

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